WIT.の看板
以前から多くのお客様に
「外に看板は出さないんですか?」
とお尋ね頂いていましたが、先日遂に看板が到着致しました。
当初の予定では4/29の開店日に合わせて製作をしたかったのですが、既製のものでは中々気に入ったデザインの看板に出会う事が出来ず、また内装にマッチしたWIT.を象徴する物にしたかったので、だいぶ遅くなってしまいました。
デザインや打ち合わせを何度も繰り返し、構想に1ヶ月、設計と模型製作に1ヶ月、製作に3週間と長い期間が掛かってしまいましたが、納得のいく看板を作る事が出来ました。
今回、看板を製作するにあたってベースになっているものは、昨年の秋にニューヨークを訪れた際に街中で見つけた、ギャラリーの看板です。
よく日本で見かける看板は、名前だけでなく、キャッチコピーやメニューなどといった情報が記載してあるものが多いと思います。
イメージとなったギャラリーの看板はシンプルにデザインされたロゴだけが描かれたものでした。
その看板に惹かれ、「なんのお店だろう?」と気になって、そのギャラリーに入った事を強く覚えています。
ただ、ギャラリーに展示されていた作品達にも気をとられてしまい、看板の写真を撮る事を忘れてしまいました。
ですので、頭に残っていたイメージを何度も紙に描いて確認して、そこにWIT.らしさを加えてデザインしました。
その後、実際に模型を作ってみましたが、持っていたイメージとのギャップや、くり抜いた部分の光の入り方といった様々な課題が出てきました。
その都度、模型作りを何度もやり直し、最終的に納得のいくデザインを仕上げることができました。
思い描いたイメージを手を動かして形にするプロセスは、日々のサロンワークにも通じるものがあり、時間はかかりましたが、いい仕事ができたなと満足しています。
今までWIT.にお越し頂いたお客様には、入り口がわかり辛く、ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした。
これからは、新しくお越し頂くお客様も、以前お越し頂いたお客様も看板を目印にお越し下さい。
時間によって光の当たり方で雰囲気が変わるので、WIT.での楽しみの一つに加えて頂けると嬉しいです。